国際シンポジウム「大学シーグラントプログラムと持続可能な海洋利用
~米国、韓国の実例と我が国の今後の方向性~」が開催されました
2016年5月16日(月)、東京海洋大学品川キャンパス楽水会館で、国際シンポジウム「大学シーグラント プログラムと持続可能な海洋利用 ~米国、韓国の実例と我が国の今後の方向性~」(英語題目:Sea Grant Program and the Sustainable Use of our Coasts and our Seas: Examples from USA and South Korea and the Future Direction of Japan)が、東京海洋大学SIPプロジェクト、東京海洋大学 海洋システム観測研究センター、東京海洋大学 江戸前ESD協議会の共同主催で開かれました。
このシンポジウムは、SIP海洋大チームのメンバーである神田穣太副学長、米国ハワイ大学シーグラントプログラムのディレクター Darren Lerner博士、韓国シーグラント協会会長 Byung-Gul Lee教授をコンビーナーとして開催されました。始めに、米国留学中に大学シーグラント・プログラムに参加されたご経験を持つ、黄川田仁志 外務大臣政務官より、来賓のご挨拶をいただきました。
講演セッションでは、米国シーグラントの概要および歴史的背景と、米国と韓国における大学シーグラント・プログラムの活動例、日本での海洋に関連する教育や社会連携の活動例が紹介されました。SIP事業に関しては、本学チームの研究開発目的である、日本における新たな海洋資源開発を包含する総合的海洋管理のための基盤構築(”Integrated Ocean Management toward Capacity Development for Innovative Ocean Industry”)について、笠島克恵プロジェクト助教が講演をおこない、また、ポスターセッションでは、SIP海洋大チームがSIP事業と本学の研究開発課題について紹介しました。
米国・韓国、そして日本の海洋研究及び海洋産業の発展における大学の貢献と海洋人材育成について、活発な議論が行われました。
セミナーの様子
開会のあいさつをする、神田教授
来賓挨拶される、黄川田仁志 外務大臣政務官
米国ハワイ大学シーグラントプログラムのディレクターDarren Lerner博士
韓国シーグラント協会会長のByung-Gul Lee教授
SIP事業と海洋大チームの研究開発課題について講演する、笠島助教